10月1日から「SUSTAINABLE MATERIALS for Circular Economy」展を開催いたします。東京六本木にあるマテリアルショールームの展示とオンラインを使ったリモートでの紹介を合わせて、サーキュラーエコノミー実現に向けての企業様の取り組みやサステナブルな素材をご紹介します。
会期中に開催する出展企業によるオンラインプレゼンテーション会のスケジュールも公開いたします。
全11回のプログラムとなりますので、お聞き逃しのないように日程のご確認をお願いいたします。
【企画展 開催概要】
Material ConneXion Tokyoは、サーキュラーエコノミーを実現する様々な素材や取り組みを紹介するSustainable Materials 2020 for Circular Economy展を今年も開催いたします。ものづくりに携わる私たちは今、持続可能な社会の実現と経済成長の両立という新たな課題に直面しています。その解決への指針となる新しい経済システムが、サーキュラーエコノミーです。それは、自然界から資源を取り出し、製品を製造・使用・廃棄する従来型のリニアエコノミーからの脱却を意味します。そして様々な段階で経済活動を循環させ(リユース、リデュース、リサイクル等)、その間に付加価値を生み出すことで、持続可能な社会と経済成長の両立を実現しようとする考え方です。この循環を企業単体でなし得ることは困難です。だからこそ、様々な業界や分野の企業や人が協業し、知恵を出し合うことが重要になってきます。
今回の展示では、リサイクル効率の高いアルミ素材、石油由来に頼らない植物由来のバイオプラスチックや自然環境に戻る生分解性プラスチック、持続可能なエネルギー社会の実現にむけて期待される薄型シートリチウム電池などを展示し、他社との協業のきっかけや、業界を超えた仕組みづくりのヒントを得ていただける機会となることを目指します。
【SUSTAINABLE MATERIALS for Circular Economy】
会期:2020年10月1日(木)~12月25日(金)
開館:11:00-17:00 (休館日:土・日・祝)
会場:Material ConneXion Tokyo
入場:無料
主催:Material ConneXion Tokyo
【出展企業/素材】
・倉敷紡績株式会社
/フィルム形状で、薄く、フレキシブルなリチウムイオン2次電池
・トヨタ紡織株式会社
/植物由来材料利用によるCO2排出量削減を実現した3D成型可能なケナフボード
・NISSHA株式会社
/天然素材を使用したリサイクル性が高く、堆肥化・生分解可能なパルプ・モールド・プロセス。
・三菱ケミカル株式会社
/高機能から生分解まで幅広い用途に向けたバイオプラスチック
・株式会社UACJ
/バージン素材の3%のエネルギーで再利用可能なリサイクル効率の高いアルミニウム
(順不同・敬称略)
-ONLINE EVENT-
会期中に出展企業と直接ディスカッションができる参加型のオンラインプレゼンテーションを開催いたします。資料投影や実際の展示物の画像をご覧いただきながら、出展企業担当者から素材についてご紹介します。Q&Aでは事前にいただいたご質問だけでなく、リアルタイムでのご質問も受け付けながらその場でお答えします。全11回のプログラムとなりますので、お聞き逃しのないように事前に日程の確認をお願いします。
【オンラインプレゼン会タイムスケジュール】
【オンラインプレゼンテーション会開催スケジュール】
10月21日(水) 15:00‐16:00 トヨタ紡織株式会社
10月22日(木) 15:00‐16:00 倉敷紡績株式会社
10月28日(水) 15:00-16:00 株式会社UACJ
11月 4日(水) 15:00-16:00 三菱ケミカル株式会社 (プレゼン素材:BioPBS、DURABIO)
11月11日(水) 15:00-16:00 NISSHA株式会社
11月18日(水) 15:00-16:00 三菱ケミカル株式会社 (プレゼン素材:BENEBiOL、Soalon)
11月19日(木) 15:00-16:00 株式会社UACJ
11月25日(水) 15:00-16:00 トヨタ紡織株式会社
12月 2日(水) 15:00-16:00 倉敷紡績株式会社
12月 3日(木) 15:00-16:00 NISSHA株式会社
12月 9日(水) 15:00-16:00 三菱ケミカル株式会社
各回定員:60名
参加費:無料
※(三菱ケミカル株式会社のみ各回プレゼンテーション内容が異なりますのでご注意ください)
【展示素材情報】
・倉敷紡績株式会社
アルミラミネートフィルムで電池の正極・負極・固体電解質材料を封止した、薄くフレキシブルなフィルム形状2次電池。
蓄電が可能なため、持続可能なエネルギーシステムを支える、軽量かつ省スペースで利用できる2次電池。また電解液を用いないので安全性が高く、寿命も長い。用途としては、ウエアラブルセンサ・通信用電源、フレキシブルディスプレー用電源、太陽電池一体型畜発電電源、非接触充電コイル一体型畜発電電源など。
オンラインプレゼンテーション参加申込み(倉敷紡績株式会社)10月22日(木)/ 12月2日(水)
・NISSHA株式会社
FORMED FIBER TECHNOLOGY
パッケージにおける環境負荷の少ない製品のニーズに対し、パルプを原料とした3種類の成形技術を展示。
プレス成型により複雑な形状を作りだす技術、射出成型により汎用プラスチックと同等の成形性を実現する技術、パルプ材の中に気泡を発生させることで軽量・緩衝性を実現する技術を活かし、サステナビリティの実現に貢献。
オンラインプレゼンテーション参加申込み(NISSHA株式会社)11月11日(水) /12月3日(木)
・三菱ケミカル株式会社
高い耐熱性を持つ植物由来の生分解性プラスチック、植物由来の高機能プラスチック、柔軟性、耐久性を持つ人工皮革、塗料に使われる植物由来の高機能ポリマー、天然のパルプを使用した植物系原料の良さと化学系原料の合成繊維の良さを併せ持つ半合成繊維トリアセテートと、大手化学メーカーだからこそ出来る幅広いサステナブル・ソリューションのご紹介。
オンラインプレゼンテーション参加申込み(三菱ケミカル株式会社)
※各回プレゼン内容が異なります11月4日(水)プレゼン素材:BioPBS・DURABIO/ 11月18日(水)プレゼン素材:BENEBiOL・Soalon/ 12月9日(水)(内容未定)
・トヨタ紡織株式会社
植物由来材料利用によるCO2排出量削減を実現した3D成型可能なケナフボード。ケナフ繊維とポリプロピレン繊維またはポリ乳酸繊維により作られたマットを加熱・成形することで出来る厚さ2-5mmの平板。天然繊維の中でも繊維引張り強度の強いケナフと汎用樹脂であるポリプロピレンをバインダに採用することで、従来の石油由来樹脂の使用量を削減しながら、軽量、高剛性を兼ね備えている。
オンラインプレゼンテーション参加申込み(トヨタ紡織株式会社)10月21日(水)/ 11月25日(水)
・株式会社UACJ
アルミニウムは、飲料缶用途でリサイクルのシステムができあがっている素材であり、バージン素材のわずか3%のエネルギーで再利用可能なリサイクル効率の高い素材。用途に応じて、硬さや加工性・形状の変更が可能で加工が容易で、遮光性もあり内容物保護、軽量で輸送燃費も良く印刷により加飾も可能。
また、アルミ表面を活性かつ凹凸化する独自開発の表面処理技術により、異素材との接着力を高めることができる。その高い接着力を活かし、高熱伝導性のあるアルミニウムは放熱プリント基板などにも使用される。
オンラインプレゼンテーション参加申込み(株式会社UACJ)10月28日(水)/ 11月19日(木)
MCXスタッフによるオンライン・ショールームツアーも好評開催中!!
【オンライン・ショールームツアー】
・毎週月曜日15:00~16:00にMaterial ConneXion Tokyoショールームで展示している素材をオンラインでご紹介致します。
・WEB会議にて投影資料の素材を見ていただきながら、MCXスタッフより展示中の素材についてご説明致します。
・MCX Tokyoの会員の方は個別ツアーもお申込みいただけます。
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